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第6回企画展 糖尿病の真実
2014年3月13日〜2014年8月10日
「糖尿病」とは、血糖値(血中のブドウ糖の濃度)が正常よりも高い状態になる病気で、血糖値を下げる働きをするインスリンというホルモンが少なかったり、何らかの原因でインスリンの作用が不十分になったりするためにおこります。国内には1000万人以上の糖尿病患者がおり、年間8万人近くが糖尿病に関連した原因で亡くなっています。
今回の企画展では「糖尿病」を取り上げ、その原因や合併症をできるだけわかりやすく解説すると共に、診断や治療への取り組み、東京大学で行われている最新の研究を紹介します。
第6回企画展のパネルと展示物を集約した図録を、データ(PDFファイル)でご覧いただけます。
【注意事項】
こちらのデータ(PDFファイル)は、閲覧用として公開しているものです。プリントアウトなど、複製物を作成することはご遠慮ください。
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こちらより無料でダウンロードができます。
なお、健康と医学の博物館では、受付にて製本版の図録を配布しております。
希望される方は、ご来館いただいた際にスタッフまでお申し付け下さい。
アンケートにご記入いただいた後、希望の企画展のものを1冊ずつ差し上げます。
製本版の郵送は承ることが出来ません。あらかじめご了承ください。
製本版は数に限りがございます。在庫切れになってしまった場合はご容赦ください。
糖尿病の基本的なメカニズムや種類、先人がこの疾病と向き合い、膵臓やインスリンとの関係を見出してきた歴史を紹介します。また、統計資料を通して糖尿病の実態に迫ります。
- インスリンの歴史
- 顕微鏡コーナー
- 糖尿病の人類学的背景
- 糖尿病を引き起こした食生活の変化
- 糖尿病のタイプ
- 糖尿病の検査と診断
- HbA1cを用いた診断
- 糖尿病は国民病
糖尿病が進行して発症する合併症を紹介します。気付かないうちに進行し、眼、腎臓、心臓、脳血管など多くの臓器が障害を受け、重症化し、生命に危機を及ぼします。
- 合併症マップ
- 神経障害
- 網膜症
- 腎症
- 認知症
- 足壊疽
糖尿病の治療や医療の現場を見てみましょう。基本的な治療から、東大病院での取り組みを紹介します。
- 薬物療法
- 運動療法
- 糖尿病教室
- 食事療法
- 食事療法のための「食品交換表」
- 血糖値測定器の展示
- インスリン注射器の展示
- 糖質と食事
- 栄養素による群分け
- 塩分・栄養診断コーナー
本学で行われている糖尿病に関連する研究を取り上げます。分子レベルでのアプローチが中心ですが、最新の興味深い知見であり、治療法への展開が期待されます。
- 糖尿病合併症を抑制するための介入試験(J-DOIT3)
- インスリンシグナル伝達のメカニズムの解明
- PI3K活性化による新しい治療法の可能性
- 2型糖尿病の発症に関わる遺伝子領域の解析
- 糖尿病を抑えるアディポネクチン様物質の発見
- インスリンが分泌されるしくみの解明
- ダイヤルベティクス
こちらで公開している情報、および図録データ(PDF)に掲載している情報は、各企画展の開催時のものです。