企画展アーカイブ
研究室紹介アーカイブ
第1回企画展 感染症への挑戦
2011年1月20日〜2011年6月30日
医学部・医学部附属病院の起源が神田お玉ケ池種痘所にあることに因み、初回の企画展示では「感染症」を取り上げます。企画展示のテーマを「感染症への挑戦」と題し、病原体、関連する疾病など、感染症に関する正しい知識を提供しながら、本学および本学出身者が行ってきた感染症に関する研究、現在の取り組みについてもあわせて紹介します。
第1回企画展のパネルと展示物を集約した図録を、データ(PDFファイル)でご覧いただけます。
【注意事項】
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なお、健康と医学の博物館では、受付にて製本版の図録を配布しております。
希望される方は、ご来館いただいた際にスタッフまでお申し付け下さい。
アンケートにご記入いただいた後、希望の企画展のものを1冊ずつ差し上げます。
製本版の郵送は承ることが出来ません。あらかじめご了承ください。
製本版は数に限りがございます。在庫切れになってしまった場合はご容赦ください。
体のなかに病原体が侵入することによって起こる病気を「感染症」といいます。
このゾーンでは、感染症の種類、病原体や感染経路、そして歴史や統計をもとに感染症を概説します。
- さまざまな感染症
- 感染症を起こす病原体
- 病原体の感染経路
- 病原体発見の歴史
- 抗生物質の登場
- 日本の感染症のうつりかわり
- 途上国の感染症の現状
古代から、人々は「天然痘」という疫病に悩まされてきました。江戸の幕末に、西洋医学の威力を知らしめたのが、種痘(現在のワクチン接種)です。当日の蘭方医たちの努力により、お玉ヶ池に種痘所が設立され、これが東京大学医学部の発祥とされています。
このゾーンでは、種痘所の設立から、その後の東京大学出身者の業績を取り上げます。
- 種痘所の設立
- 天然痘の流行
- 天然痘撲滅への道
- 破傷風菌の血清療法の確立
- 赤痢菌の発見
- 肝炎ウイルスへの挑戦
- フィラリアの根絶
現在、我々の身の回りにはたくさんの感染症が存在します。
このゾーンでは、6つの身近な感染症を取り上げ、その現状や治療などについて概説します。
- インフルエンザ
- 結核
- HIVとエイズ
- HCVと肝臓がん
- ピロリ菌と胃がん
- HPVと子宮頸がん
現在、医療機関での感染防止への取組みは、最重要課題です。
このゾーンでは、実際の手術前の手洗いの様子の紹介から、滅菌用の機器や抗菌薬の紹介、手術着の展示など、医療の現場を紹介します。
- 手をきれいに
- ものをきれいに
- 空気をきれいに
- 手術着・ガウン・帽子・マスク・手袋
- 抗生物質による感染症治療
- 多剤耐性菌の出現
- 実際の薬剤展示
感染症への取り組みは、現在も続いています。
このゾーンでは、東京大学医学部・医学部附属病院が現在取り組んでいる国際的なプロジェクトや、病原体の特徴を利用した新しい治療法の研究など、未来に向けた取り組みを紹介しています。
- ウイルスベクター
- ベクターを利用した次世代ワクチン
- ウイルスを利用した最新治療
- マラリア撲滅とオリセットネット
- 眠り病の新薬開発
- 内蔵型リーシュマニアに挑む
こちらで公開している情報、および図録データ(PDF)に掲載している情報は、各企画展の開催時のものです。