企画展アーカイブ
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第4回企画展 わたしたちの脳
2012年9月11日〜2013年1月31日
アメリカの生理学者 W.B.Cannon は "The Wisdom of the body" (1932) の中で「生体恒常性(ホメオスタシス)」を提唱しました。脳は生体の恒常性を保っており、生体をシステムとして捉えた時の中心ですが、それ以上に脳はわたしたちそのものであるように思えます。本企画展「わたしたちの脳」では、脳の形、はたらき、病気を取り上げます。
第4回企画展のパネルと展示物を集約した図録を、データ(PDFファイル)でご覧いただけます。
【注意事項】
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こちらより無料でダウンロードができます。
なお、健康と医学の博物館では、受付にて製本版の図録を配布しております。
希望される方は、ご来館いただいた際にスタッフまでお申し付け下さい。
アンケートにご記入いただいた後、希望の企画展のものを1冊ずつ差し上げます。
製本版の郵送は承ることが出来ません。あらかじめご了承ください。
製本版は数に限りがございます。在庫切れになってしまった場合はご容赦ください。
まずは、解剖学的な面です。硬い骨格と膜の内側に脳の実質が存在します。
脳はいくつかの大きな部分に分かれますが、哺乳類は似たような構造を持っています。
これらのことは模型と標本で確認できます。
また、ミクロな視点では中脳が疾患によって変性した様子を、顕微鏡とPCの画面でみていただきます。
- 脳・神経系概論
- 脳模型
- 神経の観察
- ヒトと動物の脳の実物比較
大脳皮質の各部位が、いろいろな人間活動を司ることはよく知られています。他の部分はどのようなはたらきをしているのでしょうか?
脳の仕組みとはたらきが解明されてきた道程と、最近の脳研究をご紹介します。
伊藤正男先生の脳研究の歴史、認知学習ロボットの研究も紹介していきます。
- 東大の脳研究の歴史
- ロボット研究
- 脳波測定体験
- 現在の脳研究
脳の病気も避けては通れません。
大きな分類では、がん、血管、外傷、神経変性疾患とその治療を取り上げます。
そして、そこで使われる医療器具展示、そして初代脳外科教授の佐野先生を映像で紹介します。
- 錯視体験
- 脳疾患(がん、血管、外傷、神経変性)
- 脳疾患標本
- 脳手術の用いた(用いる)器具
- 初代脳神経外科教授・佐野先生に聞く(映像)
脳の病気の中で、こころの病は最近重要になっています。
認知症やうつ病への注目も高くなりましたが、患者数の増加に比べ、未だ関心は低いと言わざるをえません。
その詳細と、科学的な見地から見た精神疾患を紹介します。
- 認知症早期探索の重要性
- 高齢社会と認知症
- 光トポグラフィー(NIRS)検査
- 精神疾患を検査でみる試み(映像)
こちらで公開している情報、および図録データ(PDF)に掲載している情報は、各企画展の開催時のものです。