企画展アーカイブ
研究室紹介アーカイブ
第5回企画展 健康長寿を支える身体の医学 ─ 立つ・歩く ─
2013年3月19日〜2013年8月11日
形を整える外科と書いて、整形外科といいます。この語は、20世紀初頭に東京大学の初代の整形外科教授であった田代義徳が作りました。この語ができた少し後の1921年の平均寿命は男性が42.1歳、女性が43.2歳でした。それから90年後の2011年には男性79.4歳、女性85.9歳にまで伸び、日本人は倍ほどの期間を立ち、歩いて過ごすことになりました。
現在では腰痛、骨粗鬆症、リウマチ、変形性関節症など、加齢に伴って増える症状に対する診療の比重が高まっています。本企画展では、長い一生を生きる現代人が直面する運動器の障害を中心にして、最近の予防、治療、研究などを紹介します。
第5回企画展のパネルと展示物を集約した図録を、データ(PDFファイル)でご覧いただけます。
【注意事項】
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こちらより無料でダウンロードができます。
なお、健康と医学の博物館では、受付にて製本版の図録を配布しております。
希望される方は、ご来館いただいた際にスタッフまでお申し付け下さい。
アンケートにご記入いただいた後、希望の企画展のものを1冊ずつ差し上げます。
製本版の郵送は承ることが出来ません。あらかじめご了承ください。
製本版は数に限りがございます。在庫切れになってしまった場合はご容赦ください。
まずは人の身体を支える筋肉・骨・関節を概説します。また、江橋節郎先生の業績や、筋電の測定体験などもございます。
- 筋肉・骨・関節の構造
- 骨格模型の展示
- 江橋節郎先生の業績紹介
- 筋電図測定体験(1) マッスルセンサー
筋の電位によるレゴ動作体験 - 筋電図測定体験(2) 筋の電位による義手
(3月末より展示)
「立つ・歩く」に関係する疾患を概説し、また「ロコモティブシンドローム」を取り上げます。進歩が著しいリウマチの治療も概説します。
- 身近な病気の解説と対処
- ロコモ体験(1) 立ち上がり測定
- ロコモ体験(2) 二歩値測定
- ロコモ体験(3) 骨量測定
- ロコモ体験(4) 下肢伸展筋力測定
- ロコモ体験(5) ロコモ体操
- リウマチとは
「立つ・歩く」の医療として、人工関節、褥瘡対策、フットケア、そして手術技術の紹介、その機器などを紹介します。
- 人工関節の展示
- 関節模型の展示
- 関節内視鏡の展示
- 内視鏡手術システムの展示
- 褥瘡予防エアマットレス(ベッド・車イス)と体圧測定器
- 重心動揺計
「立つ・歩く」の未来を紹介します。各種、定量技術の紹介、骨を作る、新たな骨に関する概念、そして現在取組中の各種機器を紹介します。
- 再生医療 骨を作る
- 変形性膝関節症の研究
- 破骨細胞の研究
- 軟骨の厚さ・強度の測定(各種)
- HAL 福祉用 の紹介
- AIR SHODOU 体験
こちらで公開している情報、および図録データ(PDF)に掲載している情報は、各企画展の開催時のものです。